10代20代中心にハマる人が続出している「斉藤さん」というアプリ。○○○系アプリ???一体どういうアプリなんでしょうか?
全国の「斉藤さん」と無料電話
アプリをインストールして起動して、簡単なアカウント登録を行うと、最初の画面に「斉藤さんと話す」というボタンが表示されます。そのボタンをタップすると、、、全国の「斉藤さん」の誰かとつながって、無料電話・テレビ電話が出来る!シンプルに言うと、こういうアプリです。
もう少し詳しく説明すると、アプリをダウンロードしている不特定多数の人と無差別につながって、無料電話・テレビ電話ができるという、新型マッチングアプリなんです。
実際に、「斉藤さんと話す」をやってみます
この記事を書きながら、「斉藤さんと話す」を今やってみます↓ ※以下は、iPhoneアプリの画面ですが、Androidも基本操作は同じです。
アプリを起動し、「斉藤さんと話す」ボタンをタップします。ピロピロピロン…という発信音が鳴り、、、
早速、誰かとつながりました!
、、、と思ったら、すぐ切られてしまいました。。。
「斉藤さん」アプリでは、”あるある”なことです。再度かけてみます。また発信音が鳴り、今度は誰かとつながりました!「もしもし」と言うと、「うわぁ!男だっ 珍しっ」という男の声。ブチッ!なるほど、プロフィール欄に何も書いていなかったので、相手は女性だと思っていたのかもしれません。再度かけてみます。5,6回かけても、すぐ切られるか、反応なし。ん~なかなかつながらないな~と思っていた矢先、11回目ぐらいで、ようやくつながりました。「もしもし」、「うふふ」という女性の声。IP電話なのでノイズが多いせいか、相手の声が小さすぎるのか、声が小さくてよく聞こえません。「もしもし、もしもし~」「ふふ、うふふ、うん」と、アニメの声優のような独特な甘いトーンの声で、電話の向こうで囁いています。そこから何の話をしようかな~と考えていたところで、電池が8%ぐらい残っていたはずなのに、OSごと強制終了!すみません。。。
ただ、平日の夜8時ぐらいでは、(なんども切られてしまいましたが)数秒ですぐ誰かとつながりました。それだけ多くの人が使っているということですね。このように、ボタン1タップで、すぐに誰かと電話がつながる、というのが「斉藤さん」アプリの特徴です。
「斉藤さん番号」とは?
アプリを起動すると、自分用の「斉藤さん番号」という電話番号がもらえます。これは、「斉藤さん」アプリ内だけで使える電話番号で、特徴としては、24時間で変わってしまうことです。ちなみに後述する「ポイント」の利用で、時間を延長することもできます。
リニューアル後いろいろな機能が追加
「斉藤さん」アプリは、2011年9月にリリースされ、既に2,000万以上ダウンロードされている人気アプリです。そんな「斉藤さん」は、Android版、iPhone版ともにリニューアルされ、その後もいろいろな機能が追加されています。どのような機能があるか、チェックしていきましょう。
1. コンセプトが、、、
リリース当初は、全国の斉藤さんとつながる、という”シュール”なコンセプトで人気だったのですが、リニューアルでは、明らかにターゲット層を意識したデザインに変わり、コンセプトも、よりコミュニケーション活性化 & マネタイズ色が強くなりました。アプリ内のメインキャラクターである、「斉藤サイ造」も、こんなに変わってしまいました。
2. 生放送機能
ニコニコ生放送のような、不特定多数のユーザに向けてライブ動画配信をできる「ハンカチ中継」機能が追加されました。最初の画面で「ハンカチ中継」ボタンを押すと、現在中継(ライブ動画配信)が行われている一覧が表示されます。ユーザー名をタップすると、中継を見ることができますが、「満員」で入ることができない場合もあります。まさに、昔からあるグループチャットと一緒の仕組みです。中継する側は、女子比率が高いようです。
中に入ると、大抵は「動画OFF」になっていて、中継しているユーザーが一人で喋っている音声が聞こえてきます。ニコ生とかと似ていますね。中継を見ているユーザーは、コメントを送信したり、下の図の中段にある「いいね」や「ありがとう」、「だいすき!」といったチップを送ることができます。ただし1人のユーザーが、バシバシ送ることができるものではありません。。。それぞれのチップに応じて、ポイントがかかるんです。※次でご説明いたします。
「ハンカチ中継」のカラオケ版「斉藤カラオケ」という機能もあります。カラオケのライブ動画配信ですが、「ハンカチ中継」と同じく、コメントを送信したり、チップを送ることができるので、カラオケルームにいるような感覚で、面白いです♪
その他、簡単なゲームをつくったり、つくったゲームで遊べる「斉藤ゲーム」、いわゆる掲示版の「斉藤掲示板」など、じわじわと機能が追加されています。
3. ポイントとチップ
各所にポイントやチップというものが出てきます。ゲームアプリと同様、すぐに○○○したい、といった時にはポイントが必要になってきます。どういう流れかご説明いたします。
1.ポイントは課金で購入
ゲームアプリと同様、ログインボーナス(一定周期でアプリを起動すればもらえるポイント)もありますが、まとまったポイントを取得するには、「アイテム」メニュー内の「ポイント購入」より、Google Play課金、Apple課金で購入することができます。基本1ポイント10円です。
2.ポイントで、”すぐに○○○したい”を可能に。
- 先程の「斉藤さん番号」を(つながった相手と、その後も連絡をとりたいなどの理由で)24時間以上延長したい時にポイントで可能にすることができます。
- メッセージをやりとりすることができますが、無料では10回の制限が設けられています。制限を解除したい時に、ポイントが必要になります。
- 「ハンカチ中継」の説明にも記載したように、「チップ」という仕組みがあります。電話している相手や、中継している相手に、”チップを渡せる”という機能です。(チップを渡したいという理由は…人それぞれでしょうか)ただし、基本チップは、ポイントと交換が必要になります。
- 「いいねチップ」…1ポイント(10円相当)で交換
- 「ありがとうチップ」…30ポイント(300円相当)で交換
- 「だいすきチップ」…100ポイント(1,000円相当)で交換
- 「スペシャルチップ」…1,000ポイント(10,000円相当)で交換
- 「ギフトチップ500」…250ポイント(2,500円相当)で交換
3.貯まったチップはポイントや、ギフトカードに交換
以前は、アプリ内の「チップ交換所」から、チップをポイントやギフトカードに交換することができましたが、現在は、WEBサイトの「斉藤交換所」から交換することができます。
「せってい」>「WEBリンク」からか、もしくは saitosan.net と直接入力して、「WEB版斉藤さん」に移動できます。「斉藤交換所」から、チップをポイントやギフトカードに交換することができます。※交換できるアイテムや、レートは、随時変更になるかもしれません。
- 100斉藤さんポイント(1,000円相当)に交換できるチップの枚数
- 「いいねチップ」×500
- 「ありがとうチップ」×50
- 「だいすきチップ」×5
- 「スペシャルチップ」×1
- その他、「ギフトチップ」などから、Amazonギフトカードに交換することができます。
ちょっとだけ流れを見てみると、、、
- Aさんが「ポイント購入」より、(ポイント2倍キャンペーン中に)7,800円で2,000ポイントを購入。
- Aさんが「だいすきチップ」20枚を、2,000ポイントで購入し、Bさんに渡します。
- Bさんは「だいすきチップ」20枚で、「交換所」で400ポイント(4,000円相当)に交換することができます。。。
まぁ…そういうことですね。ゲームアプリのアイテム課金と同じような事です。ただし、ログインボーナスや、特典ポイントなどもありますので、1ポイント10円という部分は、もう少し変動します。使っているユーザーさんが楽しめれば、いいのではないでしょうか?
どういうユーザーが利用しているのか?
リニューアルで「斉藤サイ造」のテイストが変わったように、ユーザー層は10代20代が中心のようです。開発会社のユードーさんが、こちらの記事 で、”データ上は女性が3~4割”で、「斉藤さん」は、”面白い人、愉快な人、相談のってくれる人”が支えているアプリだ、という話をされています。
また、アプリを使ってみると、プロフィール欄のコメントや、メッセージで、要所要所に”気になるワード”を目撃することがあります。2人っきりで、テレビ電話で、血気盛んな10代20代とくれば…だいたい予想通りといったところでしょうか?
ちなみに、そんな感情を逆手に取った、こんな笑える動画もあったりします。
まとめ
2011年にリリースされ、既に2,000万以上ダウンロードされている、知っている人は知っている「斉藤さん」というアプリ。リニューアルを経て、当初の”シュール”なコンセプトから一転、明らかにターゲット層を意識したデザイン変更と、マッチングサイト王道の機能追加で、かなりエンタメ系のサービスに変わった印象です。
ただし、不特定多数の人と1タップでいきなり電話がつながるだったり、24時間で電話番号が変更されてしまう、などのコアな部分は変わらず、”ライトにゲームの中で遊んでいるだけの雰囲気”も残っていたりします。アプリのUIも独特で、かなりエッジがきいているサービス(アプリ)であることは間違いないかと。
いろいろなユーザーさんがいるかと思いますが、気になる方は、一度、覗いてみてはいかがでしょうか? 「斉藤さんと話す」前に、「ハンカチ中継」(生放送)や「斉藤カラオケ」などで雰囲気を確かめてみてもいいかもしれません。