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【携帯料金を節約できるのか?】無料通話アプリ13個の比較まとめ

 
【携帯料金を節約できるのか?】無料通話アプリ13個の比較まとめ

携帯電話の通話料金を安くする方法として、①現在のプラン以外に安くなるプランがないか再度確認する②無料通話アプリを活用する、という2つの方法が考えられます。今回は、②の無料通話アプリ13個を比較した上で、本当に安くなるのか?を検証したいと思います。

なぜ安くなるのか?

後程まとめて13個のサービスをご紹介いたします。(楽天でんわ、G-Call、050 plus、LaLa Call、SMARTalk、LINE Out、Viber Out、Skype Out、LINE、カカオトーク、Messenger、Viber、Skype)その前に、”安くなる理由”を知っておきましょう。大きくは、以下の2つの”方式”によって、安いサービスが成り立っています。

  • 中継電話だから(楽天でんわなど)
    • 回線交換方式と呼ばれますが、とても簡単に言うと、特定の電話網を中継することで、通常のキャリア(ドコモやソフトバンクなど)の料金体系とは、別の(安い)料金体系で利用することができるためです。※詳しい仕組みは、『楽天でんわ』が半額でかけられる理由を解説しよう。 をご確認ください。
  • IP電話だから(LINEなど)
    • とても簡単に言うと、インターネットの回線を(一部)使っているためです。

利用イメージ

無料通話アプリの利用イメージをご紹介いたします。

1.アプリをダウンロードします。※サービスによっては、事前にウェブから登録が必要です。

2.サービスの利用開始(登録)を行います。

3.後は、普段の電話を、そのアプリを使ってかけるだけです。※以下は、楽天でんわの画像です。

また、多くのアプリでは、スマホに入っている電話アプリと同じように、連絡先や発信履歴などを管理することができます。※以下は、楽天でんわの画像です。

4つのサービスタイプ

安くなる理由に記載した通り、現状国内で提供されているサービスは、大きく分けると回線交換方式、IP電話方式がありますが、さらにIP電話方式の中にも複数のタイプがあるため、ここでは下記のように4つのサービスタイプに分けてご紹介いたします。

タイプポイント提供されているサービス名
1回線交換方式普通の携帯にかけられる楽天でんわ、G-Callなど
2IP電話(050番号)普通の携帯にかけられる050 plus、LaLa Callなど
3IP電話(050以外)普通の携帯にかけられるLine Out、Viber Outなど
4IP電話同じアプリ間のみカカオトーク、Commなど
  • IP電話(050番号)のサービスとは?
    •  とても簡単に言うと、IP電話でも、普通の携帯や、固定電話にもかけられるように、国(総務省)が許可した番号(050番号)を利用できる事業者のサービスのことです。

それでは、この4つのタイプに分けて、サービスをご紹介いたします。※「国内通話」の欄は、比較するために、国内の普通の携帯電話向けの料金体系を記載しています。

1.回線交換方式の無料通話アプリ

#1#2
楽天でんわG-Call
楽天(日本)ジーエーピー(日本)
月額料金
無料
月額料金
無料
国内通話
10円/30秒
国内通話
10円/30秒
紹介ページ紹介ページ
  • メリット
    • これらの回線交換方式のメリットは、なんと言っても通話品質が良いことです。そもそも電話回線を使うので、電波の入り具合によってノイズが入るIP電話とは品質のベースが異なるといっても良いでしょう。
    • また、楽天でんわは、通話料100円につき楽天スーパーポイントが1ポイント還元されます。1%値引きといったところでしょうか。
  • デメリット
    • ただ、両サービスともに、事前にクレジットカードの登録が必要です。(通話料の請求はこれら会社から来ることになります。)
  • 通話料10円/30秒の”見方”については、最後にまとめて記載をいたします。

2.IP電話(050番号)方式の無料通話アプリ

#3#4#5
050 plusLaLa CallSMARTalk 
NTTコミュニケーションズ(日本)ケイ・オプティコム(日本) 楽天コミュニケーションズ(日本)
月額料金
324円
月額料金
108円
月額料金
無料
同アプリ間無料
国内通話
17.28円/1分
(※8.64円/30秒)
同アプリ間無料
国内通話
8円/30秒
同アプリ間無料
国内通話
8円/30秒
紹介ページ紹介ページ紹介ページ
  • メリット
    • IP電話で、普通の携帯電話や、固定電話にもかけられるように、国(総務省)が割り当てた番号が050番号です。よって、どの事業者も取得できるわけではなく、一定の音声品質や遅延速度の基準を満たした事業者だけが取得できる番号です。安心して利用できるメリットがあります。
    • また、NTTコムの050 plusは、固定電話への通話が、8.64円/3分(※1.44円/30秒)と破格の安さです。固定電話への通話が多い人には、おすすめです。
    • SMARTalkは、先ほどの楽天でんわのインフラ・開発も行っている楽天コミュニケーションズのサービスです。プッシュ通知での着信連絡や、無料通話マークの表示など、積極的にアプリの機能改善を実施していますが、App storeのレビューを見ると、さらなる改善の要望も高いようです。
  • デメリット
    • 昨今IP電話の通話品質もかなり良くなってきましたが、電話回線の品質に比べると、まだ劣っているようです。またSMARTalk以外の2社は月額料金がかかることも、検討する際は、考慮が必要です。

3.IP電話(050以外)方式の無料通話アプリ

#6#7#8
LINE OutViber OutSkype Out
LINE(日本 ※ネイバー(韓国)100%子会社)Viber Media(楽天(日本)100%小会社)マイクロソフト(米国)
月額料金
無料
月額料金
無料
月額料金
無料
同アプリ間無料 ※4に記載
国内通話
1.コールクレジットの場合
14円/1分
(※7円/30秒)
2.30日プランの場合
6.5円/1分
(※3.25円/30秒)
※1回1分の無料通話が可能
同アプリ間無料 ※4に記載
国内通話
9.8円/30秒
※ただし為替レートにより変動
同アプリ間無料 ※4に記載
国内通話
約19.5円/1分
(※約9.8円/30秒)
紹介ページ紹介ページ紹介ページ

ここに記載のアプリは、少々ややこしいですが、アプリ名自体はみなさんご存じの「LINE」「Viber」「Skype」という1個のアプリです。通常このアプリユーザー同士であれば、IP電話を使った「無料通話」を楽しむことができます。※詳しくは次の章4に記載。さらに、アプリユーザー同士ではない、普通の携帯電話や固定電話に電話をしたい時に利用できるサービスがあり、それらが上の表のような料金体系となっています。 例えば、LINEの場合だと、、、 トーク画面からアクションがとれる「無料通話」が、ユーザー同士のIP電話サービス。※以下は、Androidアプリの画面ですが、iPhoneも操作は同じです。

一方、「その他」のメニュー内にある「LINE Out Free」が、他の携帯や固定電話にかけられるIP電話サービスとなっています。

  • メリット
    • メリットは、やはり多くの人が使っているLINE(あるいは国内ではまだ多くないがViberなど)から、普通の携帯電話や固定電話に電話ができる簡便さ、です。
    • またLINEの場合、使う分だけ事前にチャージをしておく「コールクレジット」」方式、30日間決められた時間分まで通話ができる「30日プラン」の2つのプランがあり、支払方法として、クレジットカードだけではなく、Apple課金や、LINEのプリペイドカード、LINEコインなど、かなりバリエーション豊富な点もポイントの1つです。また、料金は他と比べても格安です。
  • デメリット
    • ここのグループを見ると、お気づきかもしれませんが、LINEはじめ海外で人気のサービスばかりです。050番号方式で説明した通り、”国内”では許可制度で、事業者に050番号が割り当てられることで、普通の携帯電話や固定電話に電話がかけられますが、こういったサービスではそのような”方式”をとっていません独自の方式(ここが非常に深い領域です。詳細な技術情報などは公表はされていません。)です。興味がある方はこちらのアスキーさんの記事 をご確認ください。
    • この独自の方式のため、デメリットな部分もいくつかあります。例えば、ドコモ宛に電話をかけた場合、相手の画面には「非通知」として表示されてしまいます。また、Auでも、一部の端末では「+81」という国際番号形式で表示されたり、キャリア間によって、動作が異なったり、制限事項があったりするようです。
    • またViber Out、Skype Outは、”海外仕様”のサービスになっているため、為替レートにより金額が変更するなど、まだまだ国内で使うには使いにくい部分があるようです。ただViberは2014年2月に、楽天が買収していますので、今後、楽天でんわとの連携などもあるかもしれません。

4.IP電話方式(それ以外)の無料通話アプリ

#9#10#11
LINEカカオトークMessenger
LINE(日本 ※ネイバー(韓国)100%子会社)カカオ(韓国)Facebook(米国)
月額料金
無料
月額料金
無料
月額料金
無料
同アプリ間のみ無料
同アプリ間のみ無料同アプリ間のみ無料
紹介ページ紹介ページ紹介ページ
#12#13
ViberSkype
Viber Media(楽天(日本)100%小会社)マイクロソフト(米国)
月額料金
無料
月額料金
無料
同アプリ間のみ無料同アプリ間のみ無料
紹介ページ紹介ページ
  • メリット
    • 最後に、先ほどのLINEの例にも記載したように、同じアプリユーザー同士であれば、無料で通話ができるサービスです。有名どころばかりです。同じアプリユーザー同士であれば、同じ見た目で、無料で使える点が、メリットです。
  • デメリット
    • メリットの反対になりますが、”同じアプリユーザー同士”でなければ、無料で使うことができない点が、デメリットです。
    • また、IP電話の音声品質は、電話回線の品質と比較すると、まだ劣っている部分もあります。

節約効果と使い勝手のまとめ

それでは、どの方式のどのアプリであれば、 どのくらい節約できるのでしょうか?観点として、「節約」×「使い勝手」という2軸で見てみたいと思います。

1.使い勝手を犠牲にして徹底的に節約する場合には、「4:IP電話(同アプリ間のみ無料)」のアプリ

節約効果 ★★★ 使い勝手 ☆☆☆

”同じアプリユーザー同士”という制約が大ハードルですが、、、完全無料のこのタイプのアプリであれば、通話料0円です。この場合、”一番世の中に普及しているアプリ”であれば、先程の”大ハードル”が若干低くなるかもしれません。その観点で考えると、「LINE」がおすすめということになります。音声品質の課題もありますので、現実的には難しい選択肢かと思います。

2.多少の使い勝手の不便さは許容して、節約する場合には、「3:IP電話(050以外方式)」の「LINE Out」

節約効果 ★★★ 使い勝手 ★☆☆

通話30秒あたりの料金が最も安いのが、「LINE Out」です。よって、節約度は最も高いのですが、先ほど記載した通り”使い勝手”の部分で、ドコモでは非通知扱いになってしまったり、他キャリアでも”不安定な”挙動があったりします。それを許容できるのであれば、「LINE Out」になるでしょうか。

3.新たに050番号を取得して、節約する場合には、「2:IP電話(050番号)」のアプリ

節約効果 ★★☆ 使い勝手 ★★☆

このタイプのアプリであれば、050番号を新たに取得して(既存の番号でも使える)、IP電話をすることができ、通話料を節約することができます。ただし、ベースとなる電話アプリが、iPhoneやAndroidのネイティブのアプリと比べて、どこまで使い勝手が担保されているかがポイントで、色々改善の過渡期にあるといった状況でしょうか。インフラの安定さで考えるならばNTTコムの「050 plus」月額基本料無料のメリットと、楽天グループという点にメリットを感じるならば、「SMARTalk」といったところでしょうか。

4.音声品質を要視する場合には、「1:回線交換方式」のアプリ

節約効果 ★★☆ 使い勝手 ★★★

先程記載した通り、音声品質が高いのが最大のメリットです。また「楽天でんわ」は、比較的アプリの品質が高いです。既存の番号を使って、音声品質も担保しながら、通話料を節約することができるので、総合評価としては一歩リードといったところでしょうか。。

では、楽天でんわに今すぐ移行した方がいいのでしょうか?

音声品質も○、アプリも○、通話料も○ であれば、楽天でんわに今すぐ移行した方がいいのでしょうか?

10円/30秒という通話料の意味

他サービスも含めて、だいたい10円前後/30秒 という通話料です。この通話料について、紹介ページや、広告では「通話料が半額※」という言い方をしています。この「※」部分を見てみると、(楽天でんわの場合)[docomo:タイプXi タイプXiにねん][au:LTEプラン][ソフトバンク:ホワイトプラン」をご契約のお客様が、通話料割引オプションに加入していない場合(国際電話を除く)という注意書きが記載されています。

キャリアの通話料は、だいたい20円/30秒というのが相場でしたので、半額という表現は、注意書きの条件下では当然その通りです。ただし、”割引オプション”という部分は、いわゆる”家族割り”や、”学生割り”や、”無料通話繰り越し分”など、様々な通話料割引のことを指しており、これらの適用になっている電話番号に、そのまま発信をしてしまうと、キャリアでは無料通話だったのに、楽天でんわの通話料がかかってしまった、、、という事態になってしまう恐れもあります。(※これらを回避する(無料通話リスト)機能が、楽天でんわにはあります)つまり、現状どのような無料割引が適用されているかで、半額になるのか、対して変わらない、はたまた高くなってしまうのか、が異なるという点が、非常に大切なポイントということになります。

相場だった20円/30秒から定額へ

今回ご紹介したようなアプリが登場してきた後、3キャリアで大きな料金体系変更がありました。「かけ放題」プランです。例えばドコモの場合だと、「カケホーダイ」という新料金プランは、月額2,700円※定期契約の場合で、誰宛の電話でも”かけ放題”という固定料金で、20円/30秒という従量料金ではありません。つまり、この料金プランの場合、「通話料が半額」という事が言えなくなってしまいます。しかも、先程の20円/30秒という従量料金のプラン(Xiプラン)は、2014年8月31日で新規受付停止するため、節約効果を出すには、この新料金プランに入っていないことが前提となります。トータルで考えると、下記のようになります。

1.10円/30秒で計算しても、毎月の通話料が2,700円以上になる場合

普通にキャリアの「かけ放題」プランに入った方がいいでしょう。

2.1か月に○分以上通話しない場合

○秒以上が人によっても、データの方のプランによっても異なりますが、だいたい一般的な使い方だと60分前後(1日2分前後)という結果になるようですが、その場合は、新料金プランに移行せず、現行のプラン(Xiプラン)+「楽天でんわ」の方が節約できる、ということになります。計算する項目としては、「キャリアプランの基本料金」「通話料」「データ通信料」「SPモード等の利用料」の足し算の比較になります。少し手間かもしれませんが、検討される方は、携帯電話の明細を見ながら、計算して、十分比較してみてください。

まとめ

通話料は、人によっても、サービスによっても異なるため、今現在の携帯電話の明細を見て、比較検討するのがいいかと思われます。総合的に考えると、回線交換方式やIP電話方式などで、安く提供できる仕組みを使ったサービスが複数登場してきていますが、国から許可を受けて3キャリアが運営してきた電話サービスの既存の仕組みや、品質の牙城は高く、ある条件下では、無料通話アプリを使って通話料を安くすることができるようになってきた、というのが現在の状況でしょうか。

今後さらに各社サービスが充実してくることで、携帯電話料金全体の値下げが実現されていくことが期待されます。